早く試してみたい

コーヒーの木を栽培して3年になります。

極少量ではありますが、しっかり実を付け収穫して、精製し焙煎して自ら飲んでいます。
今年も収穫が終わり現在はまだ時期は早いですが来年に向けて試そうとしている事があります。

それは収穫量を効率よく増やすカットバックです。

以前ブログでも書いたことがあると思いますが、現地でもこの手法が取り入れられています。

この木は葉を付けていますが、葉は収穫後病害虫やさび病から守るため取り除きます。

でも手間は掛かりますが、自分で作ると感激もひとしおです。

また何年後になると思いますがじっくり育てたいと思います。

C.O.Eニカラグア完売しました。

新年一発目の目玉として販売していたカップオブエクセレンスのニカラグア サンアントニオ農園が売り切れました。

一週間ほど前に完売したのですが、まだ問い合わせを多くいただいているのでご報告しておきます。

本当に世界最高品評会のカップオブエクセレンスの品質の高さが伝わって、ファンの方が多くなりました。

コーヒーの魅力を最大限に持っているカップオブエクセレンス。
今年も少量ではありますが、扱っていきますので楽しみに待っていてください。

テースティング

今日はグアテマラ アゾテア農園をテースティングを行ないました。

焙煎度はシティで仕上げました。

口に含んでまずは柔らかいコク、しっかりしたボディ、パッションフルーツのほのかな香りがありました。

アゾテア農園はアンティグア産の豆ですが、特有の酸味は少なく、どちらかといえばウエウエテナンゴ産のコク系の印象がありました。

バランスが良く、口当たりが良い品質の高い豆です。

残りわずかとなりました

5日より販売しているカップオブエクセレンス’10 ニカラグア サンアントニオ農園も残りわずかとなりました。

開店以来カップオブエクセレンスを扱ってきて、その品質の高さにファンのお客さんも着いてリピートしていただいています。

トップオブトップのクオリティで流通量も1%未満と扱っているお店がほとんどないので、まだ味わっていない方はぜひ1度お試しいただきたいです。

ちなみにニカラグア サンアントニオ農園はレモンのようなフレーバーがあってすっきりとした印象の豆だったので、最大限に香りを引き出すべくハイローストで仕上げました。

2・6コーヒー教室開催いたします

今度のコーヒー教室が2月6日に決定いたしました。講義内容は1番人気「ハンドドリップによる極上コーヒーの入れ方」です。

まだまだみなさん各々の入れ方でコーヒーのおいしさを最大限に引き出せていない印象です。

また、最近の教室では実際にスペシャルティコーヒーと一般流通品(スタンダード)の飲み比べを行なっています。

定員が20名となっていますので、お早めにご応募してください。

コーヒー屋になったきっかけ

お客さんからよくいただく質問に「なぜコーヒー屋さんになったのですか?」と聞かれます。

おそらくこのブログにはその答えになるような事は書いていると思いますが、勝手ながら書かせていただきます。

ですが単純で申し訳ないのですが、「好きだから」です。

僕がコーヒーを飲みだしたのは中学生の時、永ちゃんこと矢沢永吉さんが好きで、永ちゃんがサントリーの缶コーヒーのBOSSのCMに使われていてコーヒーが好きでもないのに、あまりにもカッコイイので少し背伸びしてBOSSを飲み始めたのが始まりです。

そして、20歳頃からは缶コーヒーを飲むことは止めて、自家焙煎店めぐりにはまりコーヒーの魅力に憑かれました。

そこでコーヒー豆は鮮度が重要なことに気づき、また自家焙煎店によって焙煎が違い、それによって香味が変わることを学びました。

でもそこまでは一般の方と変わらない楽しみ方だったのですが、コーヒーを知れば知るほど、「もっとおいしいコーヒーが飲みたい」という欲求はどんどん膨らんでいきました。

そしていつも通っていた自家焙煎店(そちらのお店もスペシャルティの専門店でした)店主さんから豆の情報などを教えてもらっていた中で「自分で焙煎してみたら」とすすめてもらい、手網による自家焙煎を始めました。

そして自家焙煎していると、とにかくいろいろな豆に出会いたくなり生豆の業者さんとやりとりをする中で「スペシャルティコーヒーという高品質な豆がある」というものを教えてもらい、世界的にもここ日本でも多く流通しているスタンダード品とスペシャルティランクはどれだけ違うものかと興味を持ち、スペシャルティと、スタンダードをもう1度しっかりテースティングをしました。

テースティングをすると、「今までおいしいと飲んでいたコーヒーは何だったのか」と強く感じコーヒーの価値観ががらりと変えられ、スペシャルティコーヒーの魅力に引き込まれていきました。

また、スペシャルティコーヒーのランク分けが2000年以降に整備されてきたというまだ浅い歴史を知り、僕自身がその魅力とおいしさを伝えていきたいと思いました。

現在はコーヒー教室で主にその魅力については、実際に飲み比べてもらったりして理解してもらうように務めています。ちなみに今度のコーヒー教室は2月6日に決まりました。これについてはまた後日詳細を書きます。

現在僕の印象では「スペシャルティコーヒー」という言葉を知っている方は1%ぐらいではないかと思います。「松坂牛はうまい!」といったように沢山の人たちが当たり前のように飛び交う言葉にしなければならないと思っております。

長く書いてしまいましたが、スペシャルティコーヒー馬鹿でした。

C.O.Eニカラグア サンアントニオ農園のテースティング評 

年末はお陰様で忙しく、いろいろな豆のサンプルをいただいていたのですが、焙煎し、テースティングを行なう時間がありませんでした。

そして、昨日お休みを使って、サンプルの焙煎を行ないました。

その中で今日より発売しているC.O.Eニカラグア サンアントニオ農園のテースティング評を書きたいと思います。

まず香りは柔らかい芳香を持ち、レモンのようなフレーバー、爽やかさがあり、クリーン、後味がさっぱりしていました。

さすがはカップオブエクセレンスといった品質の良さが出ています。

クオリティの高いキレを味わってみたい方は、ぜひお試しください。

コーヒー豆の価格急騰

コーヒーの国際価格が急騰しています。ニューヨーク市場の先物価格は10月以降、13年ぶりの高値圏となっているとの話です。

本当に耳に痛い話です。

ブラジルなどの新興国での需要が大きく伸びている影響が主な理由です。

来年度の買い付けはどうなるものか?とても心配です。

店を始めて3年以上過ぎましたが、これまで原油価格の高騰で輸送コスト幼少による豆の価格上昇、資材コスト上昇と幾度もお店の負担が増えてきました。

そして今回の豆の高騰・・・。

何とか販売価格に反映しないよう頑張って行きたいと思いますが・・・。

ハンドピック

おいしく豆を提供するうえで欠かせない作業に「ハンドピック」があります。

ハンドピックとは麻袋で送られて来たコーヒー豆に含まれている欠点豆を除去して、煎りムラ、味ムラを無くす為の作業です。

欠点豆の中には欠け豆、虫食い豆、カビ豆、未成熟豆、死に豆、サイズ違いの豆などがあります。

これを一粒一粒弾いていくのです。

大体のコーヒー豆は輸出する際欠点豆の多さで規格が分けられています。

上の画像はインドネシア マンデリンビルセレクシです。

マンデリン自体欠点豆が多く(イエメンのモカマタリも多いです)一番欠点豆の少ないG-1SPの規格でも欠点豆が20%程含まれています。

とても品質が良いとはお世辞でもいえません。

ですが当店のマンデリンビルセレクシは通常のG-1よりも2倍の選別作業を施しているので、欠点豆の含有率は数%ぐらいです。

そのためスタンダードのマンデリンより卸価格も2倍以上高いのですが・・。