Bizスポ〜中国のコーヒー〜

今NHKでBizスポを見ていました。

取り上げられていたのは「中国産コーヒーが注目されている」との事でした。

近年生産量は増えているとは知っていました。

でも僕自身はまだまだノーマークです。

コーヒー豆の栽培は主に南部の雲南省で行われています。

一応数年前に思茅(シモン)という銘柄をカッピングしましたが、まろやかで柔らかい酸味で軽いボディです。
なかなかの品質ではありますが深煎りにして個性のある豆でもなく面白みに欠けます。

まだまだ世界的に売り出せる品質ではないように思います。

それよりも僕自身一押しはルワンダを中心としたアフリカ系の国です。

ルワンダは積極的に品評会にも出品しています。

実際以前当店でもルワンダのカップオブエクセレンスのニャルシザ農園は即完売しました。

ですが中国も大手コーヒーショップがバックアップして生産技術の向上を目指しているので目は離せません。

暖かい?いや暑い!

この寒い時季焙煎機を回しているとお客さんに「暖かそうですね」と声を掛けられます。
暖かいです。というより暑いです。

今日焙煎機を回している真っ最中、上の写真を撮ったのですが、28度をマーク!

ちょっとした初夏の暑さです。

ですから結構汗を掻きます。

まあでも冬は豆が綺麗に水分が抜けるので煎り上がりは最高です。

エメマン対決?

某大手飲料メーカーのエメマン(コロンビアのエメラルドマウンテン)を頭に冠した缶コーヒーのCMを良く見かけます。

当店もエメラルドマウンテンを扱っていて、うちの豆の中でも最高級品です。

当店の豆で買っていただくと一杯あたり約¥90ですが、「¥120なら缶コーヒーは安い」と思う方も多いと思います。

しかし、良く見ていただくと「エメラルドマウンテン」ではなく「エメラルドマウンテンブレンド」なのです。

この「エメラルドマウンテンブレンド」という名前にするにはしっかりとした規定があります。

それは一つの銘柄を特定で名乗る場合はその銘柄を生豆の状態で30%以上配合していないといけません。

逆にいえば30%含まれていれば、あとは何が混ざっていても良いという事です。

これでコストダウンを諮るのです。

エメラルドマウンテンブレンドを否定するわけではないですが、エメラルドマウンテン単一品種の爽やかでコク、甘味、フルーティさは格別です。

当店のブレンドもエメラルドマウンテンを使ったものがありますがあえて「エメラルドマウンテンブレンド」という名前にはしていません。

昨日に引き続き

昨日は保存について改めて書きました。

そして、今日は昨日に引き続き、保存についての補足をしたいと思います。

当店で購入していただくと保存瓶からお持ち帰り用の袋に小分けしてお渡ししています。
当店のコーヒー袋はガスバリア製の高い物を採用しています。←袋は密閉していても以外と呼吸をしています。
そしてお渡しする際お客さんの要望で「真空にしてください」と言われます。

真空…。ですか?

と思ってしまいます。
というのも、まず新鮮な豆を真空にする事は不可能だからです。また袋を開けたらもう真空じゃないですよね?
新鮮な状態の豆は炭酸ガスを放出していて、真空状態にしてもガスが袋を膨らませてしまいます。

でもスーパーで売っているのは真空じゃないか?と思われた方もいるでしょう。

あれは一度炭酸ガスを抜いた後袋詰めし、真空にしているのです。
本来香りを楽しむために保存に気を使っているのにわざわざ香りを抜いて真空にするのですから、何とも本末転倒な事です。

ただのイメージだけで消費者に間違った知識を植え付けています。
当店ではその間違った知識を改めて勉強していただくためにコーヒー教室を行なっているのですが…。

でも大手はこのイメージ戦略がとてもうまい物だと感心させられます。

昨日も書きましたが何よりも豆で密閉容器で冷凍保存です。

改めて保存方法について

お客さんから頂く質問で多いのが「保存」についてです。

そこで今日は以前ブログでも書いているとは思いますが改めて保存方法について書きます。

まず最も重要なのは「豆のまま」での保存です。

コーヒー豆は粉に挽く時に約70%香りが喪失ます。

そして、粉で保存すると豆の時より数百倍劣化速度が進みます。

また、温度によっても劣化速度は変わり、温度が高いと速まり、低いと抑えられるのです。

そして、光にも弱く直射日光はもちろんのこと、さらには蛍光灯の光でも劣化します。

また湿度にも弱いのです。

これらの条件の下、最適な保存方法は「密閉容器で冷凍保存」をお勧めします。

こうすると香りが長持ちしますよ。

コーヒー教室終わりました

今日はコーヒー教室を行いました。

テースティングの回ということで飲んで頂くことが主な内容ですが、素材が如何に重要かを知って頂く機会にもしています。

そこでスペシャルティコーヒーとは何か?というものがどんな物かを説明するのですが、僕は人前で話すのが苦手でうまく出来なかったように思います。

今回受けて下さった皆さん如何だったでしょうか?

もっと勉強が必要ですね…。

テースティング

今日はサンプルで頂いたインドネシアマンデリンスーパーグレードを焙煎し、テースティングを行いました。

最近はかなりの銘柄のマンデリンを立て続けにテースティングを行いましたが、「これは!」というものがあまりありません。

今回のスーパーグレードも期待外れで、マンデリン特有の香りが弱く、苦味が強い。

そして、アフターテーストに枯れ臭を感じました。

あまり出来が良く無かったです。

マンデリン ビルセレクシ発売開始

現在扱っているマンデリン トバコも残りわずかとなりました。

こちらのトバコが売り切れ次第、マンデリン ビルセレクシを発売いたします。

このビルセレクシはマンデリンの中でも苦味は柔らかくて、まろやかで非常にカップがクリーンです。

僕のマンデリンのテースティングをした中でもトップクオリティの物です。

未完成

最近はお歳暮の注文を多く頂き、豆を焙煎する量も激増しています。

焙煎機というものは一度に焙煎を行う容量があって、お店によって焙煎機の大きさが違います。

当店の焙煎機は5kgの物です。

しかし、火の通りを考えると、一度に焙煎する量は1kg〜4kgとされています。

当店の豆は鮮度を優先している為3日ぐらいで売り切る事を考えて少量焙煎しています。
ですが、お歳暮の発注で4kgを何度も回す事が多いのです。

1kg焙煎しようが、4kg焙煎しようが同じでしょ?と思われるかもしれませんが、全然ちがいます。

少し専門的な話をしますが、量が多くなると釜の圧力が変わり、火の通りも変わります。
そして、煙による燻り臭を綺麗に抜きつつ、戻り香を残すダンパー操作があるのですが、こちらも大分と違います。

そして仕上がりですが、納得はいくもののいつも焙煎している量の時とは香りのニュアンスが違います。

本当にまだまだ未完成です・・・。