高品質なコーヒーは大体「ココアやチョコ」、「フルーティ」なものの2つに大別されます。
そして、カップオブエクセレンスの最高峰の品評会で最も評価されるポイントが「酸」です。
ひとことで酸味というとすっぱいものを連想して、敬遠される方が多いと思います。
実際に当店でも「酸味が少ないコーヒーが好きです。」と言われるお客さんが多いのです。
これを聞くととても寂しく感じ、また悲しさがあります。
実際にすっぱいコーヒーがあるからです。僕自身もこの酸味のコーヒーは大嫌いです。
その原因はごく浅煎りの豆や品質保持を無視した経時劣化した焙煎豆です。
これは100%扱う人間の都合の問題で、コーヒー本来の魅力ある酸味ではありません。
コーヒー本来の魅力ある酸味はすっぱいものではなく、柑橘類、リンゴ、ブドウなどのさわやかな酸味です。
その上質な酸味を持ち合わせたコーヒーこそ高評価を得る事が出来るのです。
ちょうど3月中旬より発売のイエメン・モカ・ホワイトキャメルも美しい酸味を持っている豆です。
「酸味が苦手」といわれる方に一度は試して頂きたい豆なのです。