さっばりしました

仕事が終わって高校時代からの友人の順くんが営んでいる「アンバーグローブ」で髪を切りに行ってきました。

圧倒的な美的センスとひたむきな職人さんの感じが僕はとても好きで、その持っている技術でイケメンに近付けてくれています。

また、美容師の仕事を聞かせてもらい、僕も職人の端くれとしてとても勉強になることばかりです。

毎月1回お店に行かせてもらいますが、癒しの時間です。

やっぱり髪を切ると気持ち良いですね。

教えれない焙煎技術

「焙煎は難しいものですか?」とお客さんから質問を頂きます。

僕は「簡単です」と答えています。

というのも焙煎を行ううえで僕がみているポイントは、

・気温
・湿度
・豆の量
・各豆の水分量
・釜の作り方(焙煎前の暖気運転)
・豆を投入時の釜内温度
・火力
・豆の温度上昇
・焙煎時間
・釜内の排気量(ダンパー操作)
・煎り止めのタイミング
なのですが、これらを考えていれば豆は煎る事が出来るのです。

ですが「豆を煎る」事は簡単に出来ても「おいしく豆を煎る」事はなかなか出来ません。
それがいかに綺麗に水分を抜きつつ、香りを纏わせる事が出来るかという事です。

また焙煎は教えられる部分はありますが、絶対に教えられない部分があります。

その中で最も難しいのは季節の変わり目(気温・湿度)がもたらす焙煎機への影響です。
こればかりは毎日焙煎作業を行って感じなければなりません。

他の焙煎士の方はどうか分からないですが、僕の場合2年かかりました。

定休日は半日潰して焙煎機を回して練習していました。

そこで初めて見えてくる部分があるのです。
だからいかにこなしているのかが重要なのです。

だから僕は「簡単です」と答えています。

よくある質問

お客さんからよく頂く問い合わせがあります。

当店で買ってもらい、「挽いて持ち帰ったのですが袋がパンパンに膨らむのは何故ですか?」との事。

これはコーヒーが新鮮な証拠なのです。

このブログでも書いた「真空パック」の事に関連します。

そもそも新鮮な豆は炭酸ガスを放出しているので真空状態に出来ません。

コーヒーの香りが保たれるのは常温で2週間程度です。

ですから当店の豆は3日以内で売切る事を考え少量焙煎し、焙煎後1週間経ったものは廃棄しています。

そして、その鮮度のある豆を挽いた場合炭酸ガスを放出する量が増えるので袋を強く膨らませるのです(豆のままで持ち帰った場合はゆっくりと袋が膨らみます)。

ですから反対にいえば袋が膨らんでいないのは鮮度が保たれていないという事です。

かわいい麻袋

3月中旬より発売予定のイエメン・モカ・ホワイトキャメルの麻袋です。

麻袋には豆の情報が色々と記載されています。

またデザインも施されていて様々です。

こんなかわいいのもあるのです。

やんちゃ坊主が手術しました

我が家のやんちゃ坊主が去勢手術を受けました。

僕は無駄に切り付けるような気がしてあまり乗り気ではなかったのですが、色々な方の意見を聞いて飼い猫として施す責任と利点が多いため、去勢手術に踏み切りました。

昼に動物病院に預けて手術してもらい、夕方に迎えに行ったのですが、何ともかすれた声で鳴いていました。

無事手術も終わったのですが、去勢をすると個人差(個体差)はあるものの、性格が大人しくなるみたいです。

僕としてはやんちゃなままの坊主でいて欲しいです。

極みブレンドと苺大福

晩ご飯に頂いた苺大福を当店の極みブレンドでいただきました。

コーヒーはアンコとよくマッチします。

みなさんも色々なお菓子や料理と合わせてみてください。

鼻がやられてしまいました

毎年気になる花粉症、今年は飛散量が10倍です。

僕も花粉症と15年ぐらいの付き合いになりますが、今年はもう症状が出ています。

そして3月中旬ぐらいが飛散量のピークだそうで、ちょっと不安です。

年度別の楽しみ

僕が自家焙煎を始めて6年目を迎えようとしています。

そして、スペシャルティコーヒーを扱っているうえで、とても楽しみな事があります。

それは「新豆の出来」です。

コーヒーはお米同様、新米、古米、古古米とあるように、ニュークロップ(新豆)、パーストクロップ(前年度収穫豆)、オールドクロップ(それ以前の収穫豆)があります。

時折、缶コーヒーなどで「10年熟成豆使用」と聞いたことがある人も多いと思いますが、香りは新豆に勝るものはないのです。

そして、お米やワインのように毎年味わいが違うものです。まさに毎年ボジョレーヌーボーを楽しむのと同じです。

そして最近ですが、当店のエルサルバドル・シベリア農園の豆が新豆に変わりました。

今年の出来は去年のクロップとは違い、よりコクが強く、酸味が少なくなりました。

僕の経験上、2年前の出来と似ていて僕としてはとても良い出来だと思います。

今年のクロップと去年のクロップを飲み比べてみると、コーヒーの通の楽しみ方が出来ますよ。

ぜひお試しください。

テースティング

現在僕の注目の中国・ヌージャンリューの豆をテースティングしました。

大手コーヒーチェーンが中国雲南省でコーヒー豆の生産を進めていて、技術指導を行なっており、スペシャルティコーヒーの世界では注目を集めています。

僕も種類は少ないですが、中国の豆は幾度かテースティングを行ないました。

ですが、納得いく品質の物はなく、がっかりしたことがありました。

そして今回新しい種類を試すべく、テースティングを行ないました。

結果からいうとまたがっかりしてしまいました。

カップに特徴がなく、少しスパイシーな感じがあるものの、あとは全体的にぼやけたものでした。

同じアジアの国として更なる品質向上を目指してもらいたいです。

イエメン・モカ・ホワイトキャメル3月中旬発売決定

先日ブログでテースティング結果を書いた、イエメン・モカ・ホワイトキャメルの発売を期間限定ではありますが、3月中旬に決定いたしました。

イエメン産のモカはマタリと呼ばれスタンダードランクの物は価格の割に欠点豆が多く、品質がとても悪くモカの香味は感じられませんでした。

ですが、イエメン産でもスペシャルティランクにこだわり生産地域の限定されたこちらのホワイトキャメルは香りもモカ特有の物があり、ピーチ、マスカットのような香りがありました。

そしてこちらの豆は精選方法がナチュラル(非水洗式)です。

ナチュラルは品質の悪い豆だとざらつきを感じ、粗が目立つものですが品質が良い豆だとその豆の持っている香味を最大限に活かせる精選方法でもあります。

このホワイトキャメルの場合はとても良く豆の香味が活かされていました。

興味のある方は現在当店で扱っているエチオピア・モカ・イルガチェフと「モカ飲み比べ」を試してみてください。