おいしいお米の代表といえば、「新潟県魚沼産コシヒカリ天日干し」と日本人ならば誰でも知っているブランドです。
コーヒーも農作物なので当たり前のように産地や品種、精製方法が香味を左右します。
ですが、コーヒーは後進国が生産し、主に先進国が消費するため、過度なディスカウントを求め、結果品質無視の大量生産しか行ってきませんでした。
これが今もなお多く流通しているスタンダードといわれるランクの豆です。
ただ品質を無視した代償は大きく1980年代のアメリカでコーヒーの消費が大幅に減ってしまいました。
そこでアメリカでは「品質の高いコーヒー」を求めていくようになったのです。
それが品種、産地、精製方法をしっかり生産管理した豆。当店で扱っているスペシャルティコーヒーの誕生です。
そしてスペシャルティコーヒーがここ10年で徐々に広まり、その中でも評価の高いブランドが確立されつつあるのです(カップオブエクセレン等の品評会)。
そこで僕の知識の中からおすすめのブランドコーヒー(産地、品種など)を教えたい思います。ただし簡単に手に入るものではないので悪しからず。
僕が1番感動したのは
パナマ・ボケテ地区・ゲイシャ種。
これはもう伝説となっているエスメラルダ農園もボケテ・ゲイシャ種。
僕も実際に飲んで驚いたラ・カルレイダ農園も同様です。
ただしパナマのゲイシャ種は品質も高いですが、価格も超高額です。
目安として100g¥2,000〜と考えてください。
あとはグアテマラ・ウエウエテナンゴ地区・パカマラ種
特に当店でも扱っていたインフェルト農園は毎年品質の良い豆を送り出しているので殿堂入りし、他の農園とは違い独立して品評会に出されオークションにかけられるようになりました。、
また同地区のブルボン種もおすすめです。
もっとスペシャルティコーヒーが広まり、お米のような選び方をして頂けたらと思います。