品質と価格

ここ最近ジャマイカ・ブルーマウンテンでも単一農園にこだわりテースティングを行っています。

いわゆるブルーマウンテンとはブルーマウンテン山脈の高地で作られたものをいいます。

その下の中腹の地域は「ハイマウンテン」といい、その他の地域を「プライムウォッシュ」といいます。

プライムウォッシュの生産量が一番多く、ブルーマウンテンのように高地に向かうにつれて生産量は少なくなり、価格も高くなります。

ブルーマウンテンの価格の高さはご存知の通りだと思います。

今日テースティングを行ったジャマイカ・ハイマウンテン・バロンホール農園ですが、ナッティで口当たりも良くクリアなカップで品質はとても良いと思います。

ですが、この豆を僕はお客さんに提供する自信はありません。

何よりも価格に納得がいきません。

大まかにいうとブルーマウンテンの100gの販売価格はおよそ¥1,500といったところでしょう。

単純に¥1,500だから高いとはいいません。以前当店では一部のお客さんのみの販売とさせて頂きましたがベスト・オブ・パナマに入賞したカルレイダ農園を¥2,200で提供させていただきました。

僕が一番重要視しているのは「品質と価格のバランス」です。

ですからスタンダードランクの豆を使用しているスーパーなどの量販店に並んでいる、500gで¥980のようなディスカウント品でも価格と品質のバランスが取れていて良いと思うのです。

ですが、今日テースティングしたジャマイカ・ハイマウンテン・バロンホール農園の品質はスペシャルティの中でも平均中の平均でしょう。

品質以上に価格が高くなるような販売をする事は自分の考えは合いません。

ですが今後もブルーマウンテンについては追求していくつもりです。

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