優勝豆の仕入れについての裏話

8日から発売開始するハワイカッピングコンテスト優勝のラスティーズハワイアンのに対する問い合わせを数多くいただいています。

そのなかで多いのが「なぜこのような優勝農園の豆が新居浜みたいな田舎で仕入れられるのですか?」「優勝豆22.7kgのうちなぜ9kgも押さえられたのですか?」というものです。

このことについてお答えすると、まず第一にスペシャルティコーヒーを扱っているお店でないと無理です。高品質なコーヒー豆を扱う上で最低限スペシャルティの知識がないと仕入れる事は難しいと思います。

そして常に新しい豆の情報を入れていないと難しいです。僕自身は毎日豆の情報を入れるように卸の業者さんと連絡を取っています。

またとにかく多くテースティングを行っていろいろな豆を知ることです。

そして一番重要なことですが「品質に見合った価格でお買上いただけるお客さんがいるのか、どうか」です。

まずスペシャルティコーヒーというだけでも一般的なスタンダードランクの豆とは価格が違い、さらに品評会入賞豆ともなると価格は跳ね上がるのです。

商品(豆)を扱う以上「売れないものは売りません」。やはり100g¥1,000ぐらいの豆となると売れ行きは悪くなります。

ですが当店では開店以来カップ・オブ・エクセレンスなどの品評会入賞豆を扱い「最高品質のコーヒー豆はこういうものだ」という提案をさせて頂きました。

始めはやはり価格が張るので、理解されず豆を廃棄する機会が多かったです。

それでも僕がお店を始めたきっかけが「最高品質のコーヒー」をみなさんに飲んで欲しいと思っていたので、品評会入賞豆の取り扱いはずっと続けてきました。

おかげさまで今では「品質に見合った価格」で購入して頂き、さらには「品評会入賞豆は今度いつ入荷するの?」というお客さんも増えてきました。

何年も掛かりましたが、「僕のコーヒーに対する情熱に共感してくれるお客さんがいる」、そのことが卸値が高く、販売価格が多少高くても提供できる自信となりました。

早く8日になってほしいです。しかし、緊張もしています。

手のひらに人って3回書いて飲み込まないと・・・。

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