喫茶店の価格設定

当店は豆売りを主体とした、喫茶業も営む自家焙煎店です。

お気付きの方も多いと思いますが、当店のブレンド100g¥480(10杯〜12杯分)一杯分約¥40でお飲みいただけます。

ですが、当店で提供させて頂いているブレンドは一杯¥450。

販売価格が約¥40なので原価はまだ安く、これってボッタクリじゃないのと思われる方もいるでしょう。

ただし喫茶店のお客さんは滞在時間が長く、回転率が恐ろしいほど悪いのです。
当店の常連さんでいえば2時間ぐらい滞在される方はざらにいます。←長居をしないでほしいというわけではないので悪しからず。

いわば喫茶店のコーヒーの価格設定は場所代なのです。

なので、席を提供しないテイクアウトを主体としている大手チェーン、コンビニコーヒーは一杯約¥100で提供しているのです。

コンビニコーヒーの原価率は約50パーセントでしょう。

これでは利益が上がりませんが、コンビニには他にとても強い商材が並んでいます。

なのでコンビニコーヒーの価格設定は宣伝費みたいなもので、コーヒーをきっかけに来店機会を作り、他の商材を売って単価をあげていくのです。

同じコーヒーを提供していてもファイトスタイルが違うのです。

ちなみに当店の豆の売り上げと、喫茶の売り上げの比率は9:1です。

なので喫茶店ウエイトよりも物販店なのです。

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