釜は繊細!


釜を作る作業です。

といっても本当に作る意味ではなく、釜を豆がしっかり焙煎できるコンディションにしている作業のことです。

焙煎釜はとてつもなく厚い鉄の塊です。しっかりこのコンディションを整えないと良い焙煎はできません。

まず中火でダンパー(空気調節弁)を完全に閉め、釜温が230℃になるまで暖めます。

その後火を切り、釜温が150℃になるまで待ちます。

150℃がきたら、また火を付け230℃まで暖めます。

これでやっと釜のコンディションが整うのです。ざっと30分近く時間を要します。

それから豆を投入する温度を考え、火力を決め焙煎していくのです。

この時にどのタイミングで豆を入れるか、火力はどのぐらいか、釜温をどこまで落とし、上げるかで火の通り、煎り上がりが全然違います。

本当に繊細です。

少しマニアックなことを書きましたが、これが焙煎を行うまでの作業なので書いてみました。

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