お歳暮への想い

12月に入りお歳暮のピークを迎えました。

ここ数日間で11月に企業さんから予約頂いた大量発注分のお歳暮をなんとか配送する事ができました。

この御歳暮の時期最もよく出るのはドリップバッグです。

やはり贈る相手の器具を持っていないなど都合を選ばず贈ることが出来るので人気です。

このドリップバッグですが、とてもおかしなことをいいます。

はっきり言ってさほどおいしくありません。

どうしても豆で買って帰り、自宅で挽いて淹れたてを飲む。やはりこれがおいしいコーヒーでは絶対条件です。

コーヒー教室でも「ドリップバッグは豆で買って帰ってその場で挽いて飲むのとは別物ですよ」とお伝えしています。

僕には当店を開店する上で今も変わらない拘りがあります。

それは「コーヒーの魅力を知ってもらうこと」です。

当店で飲まれるお客さんに時折「ミルクや砂糖を入れてはいけませんよね?」と言われます。

僕は「お客さんがおいしいと思う分だけ入れてください」と答えています。
もちろん何でも良いという感じではなくお客さんが正しい知識を求められたら「ミルクは酸味が気になるときに、砂糖は苦味を和らげる目的で使ってください」ともお答えします。

コーヒー業界は趣味が高じて、お店を始める人が多いので「ミルクと砂糖を入れるなんて邪道」と変に頑固な人がいるのも事実です。

僕はそういう考えは好きではありません。

僕のこだわりはコーヒーの魅力を知ってもらうことです。自分が好きなことをより多くの人に共有してもらうことがモットーです。

その為にはまずはおいしいと思っていただくように素材はかなり厳選しています。現在は500銘柄を越えました。今もなお世界各国の農園の豆を取り寄せテースティングしています。この作業を妥協していては意味が無くなります。自分がおいしいと思わない豆は売る自信はありません。なので高価な豆でも買い付けます。

そして厳選した素材をその豆の個性に合った焙煎をしたあとは、いろいろなコーヒー好きの方に知ってもらうことが重要となります。

ここでいろいろなコーヒー好きの方と書かせてもらったのは、コーヒー好きにもさまざまなスタンスがあります。缶コーヒーしか飲まない人、インスタントしか飲まない人、豆で買ってドリップする人など・・・。

やはり一番のこだわり屋さんは豆で買って自宅で挽いてドリップする方だと思います。

コーヒー教室でドリップ講座を定期的にするのもその魅力をより正しく知って欲しいからです。

豆を買ってその場で挽いてドリップという方は少数です。僕としては一人でも多くの方に「最高においしいコーヒーを味わいたい」と思ってもらいたのです。

そのためにまずは手に取りやすいドリップバッグがあるのです。

実際このドリップバッグギフトがきっかけでインスタントしか飲まなかった方が興味を持ってくれてドリップバッグを買い求めて当店に来てくれて、それからさらに興味を深く持ってくれてコーヒー教室を受講してくれて、今では豆を買って家でドリップしてくれているお客さんがいます。

当店の御歳暮はコーヒー好きの方はもちろん、そうでない方には「おいしいコーヒーが飲みたくなった」と振り向いてもらいたい。そんな想いで製造しています。

最後にドリップバッグの表と裏のシールのデザインは僕自身が描いたものです。こう書くとちょっとかっこよさげですが、ただデザインに回す費用が無かっただけです。ちょっと注目して見てください。手前味噌ですみません。

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