忘れてはいけない日

僕は少し愕然としました。

8月6日の今日は広島に原爆が投下された日です。日本は世界で唯一の被爆国です。

先ほど原爆投下の関連記事をネットの記事で読んでいました。そこで、とても気になる記事がありました。

調査会社Populusによる民意調査で、約6割の日本人が「米国は広島と長崎での原爆投下について日本に謝罪するべきだ」とのアンケート結果が載せられていて、「米国は日本に謝罪するべきだ」と考えている日本人の割合が61%に上り、「謝罪するべきではない」と答えた日本人は11%にとどまった。「謝罪するべき」と答えた人は多くが高齢者で、18〜24歳の若者では4割の人が「分からない」とした。『日本人の6割「原爆投下で米国は謝罪するべき」調査FOCUS-ASIA.COM 8月6日(木)21時28分配信より抜粋』

謝罪すべきすべきでないかは問いませんが、何よりも驚いたのは18〜24歳の若者では4割の人が「分からない」です。

何も江戸時代の話ではありません。僕の祖父、祖母は広島、長崎で被爆した多重被爆者です。祖父母とも亡くなりましたがまだ被爆者の方は存命で現在進行形なのです。

僕自身は幼少期に戦争の話を祖父がいつも語ってくれていたので、平和を願う切なる思いを持っています。

祖父の心にも深い影を残した戦争は決してあってならず「平和」を願うばかりですが、何も分からないという「平和ボケ」は怖いものです。

唯一の被爆国の日本人が決して忘れてはいけない日です。

平和を願って、黙祷。

3 Replies to “忘れてはいけない日”

  1. 平和ぼけは私でした。
    今日は忘れてはならない日でしたのに、コメント反省です。
    すみませんでした。

    戦争を知らない世代が増え、戦争をはっきりと「絶対にしてはならないこと」と考えていない人が居ることを恐ろしく悲しく感じます。戦争について「知る」ということによって戦争が間違いであることは理解が出来るはずなので、若い方々にも、そういった「知る」機会を持ってもらえ、絶対に戦争が間違いだということを守っていかなければならないと思います。
    自分自身に若い方や友人と語る機会があれば必ずそう語っていきたいと思います。

  2. matsumotoさんコメントありがとうございます。僕の祖父は長崎出身で三菱造船長崎の設計士で、その後広島は呉の造船所に転勤しました。それなのでおそらく戦艦も設計していたのでしょう。

    そのことについては深く語りませんでしたが、祖父は肺に疾患を持っていたので戦線には送り出されることはなく設計士として職務を全うしていたそうです。

    ただやはり戦線に参加していない非国民的な目で見られていたそうで、それが大変苦痛だったそうです。

    そのような話を夏休みのこの時期に広島に帰郷した際は平和記念公園に連れて行き資料館を訪れ、その資料一つ一つを祖父が語ってくれていたので、幼少期の僕の胸にも深く残りました。

    ですから広島で過ごす8月6日の午前8時15分は黙祷を捧げるというのが慣例でした。

    僕は祖父にとても可愛がってもらっていたので、祖父の想いを考えると戦後70年とはいえ今も胸が痛いのです。

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