「蕎亭はる」さんのこだわり、僕のこだわり

昨日久しぶりに丹生川の「蕎亭はる」さんに行きました。開店時間に合わせて訪れているのですが、すでに店内は満員。ぎりぎり最後の席に着くことが出来ました。

いつも頂くのはもりそば2枚。


いつもの通り1枚目が出てきて新蕎麦の香り、味わいに舌鼓を打ち大満足。

そして、2枚目が来るかなと待っていると「拓郎さん太麺で食べてみて」と社長が声を掛けてくれて僕も「お任せしますよ」とワクワク待っていました。


そして、2枚目の太麺。噛みごたえがかなり強く、香りがもっと強く感じられました。バランスでいうと通常の太さが良いと思いましたが、香りを強く感じたい、噛みごたえが欲しいという方には満点の味わいです。

実は蕎麦の太さには規定があって「切りべら23本」といわれています。

切りべら23本とは、生地の一寸(約3センチ)を23本に切るという事です。

いわば約1.3ミリが通常の太さです。

はるさんに通うと社長が何かしら「試作品出すから食べて」と色々な物を出して頂くことが多くなりました。

蕎麦素人ながら勝手な意見を言わせて頂きます。実は僕も新しい豆が入ると社長に意見を聞き参考にさせて頂いています。

社長は開店当初から当店を利用して頂いていて、昨年のある日社長がお店に来てくれて話をしていると「拓郎さん焙煎上手くなったね」とお褒めの言葉を頂きました。これは本当に嬉しかったです。

味を創る職人をしていると「自分と味の感覚、捉え方が似ているな」と思う人がいます。

一人職人仕事をしていると確認作業が出来なくなるので、そういう感覚が合う人がいると意見を求めたくなるのです。

社長も僕に意見を求めて下さっているので、ありがたく思い、感じたことを生意気ながらも正直に意見をさせて頂くのです。

社長の感性、ブレない技術、変化を恐れない心構えはいつも尊敬しています。

職人をしていて刺激を与えてくれる先輩方がいてくれることは本当にありがたい
ことです。

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