売り切れ間近です

17日から発売する伝説となったパナマ・エスメラルダ農園の注目度が高く、たくさんの予約を頂き売り切れ間近となりました。

発売まであと数日。とても良い緊張感があります。

エスメラルダ農園のゲイシャ種は精製度が非常に高く、水分値が極端に一定なのです。

そのため煎り上げるポイントがピンポイントで落とさないと香りが活かせません。およそ10秒違えばその豆の良さを殺してしまいます。

これまでかなりの種類の豆を煎ってきましたが、なかなかこのような難易度の高い豆はありません。本当に技術、経験を要する豆です。

でもこの緊張感がとても心地良いのです。

今から気合が入りまくっています。皆さん楽しみに待っていてください。

落合中日日本シリーズ進出決定

落合監督がCS5戦目を制し、日本シリーズに駒を進めました。

僕はカープファンではありますが、落合監督、落合選手、落合博満が好きです。

小さい頃からロッテ、中日、ジャイアンツ、日ハムとずっと落合選手を見てきました。

いつも「オレ流」の言動には賛否両論ありましたが、絶対にブレる事のない姿勢には尊敬しかありません。

その落合監督も今季でユニフォームを脱ぎます。

日本シリーズ。最後も大輪の花を咲かせてほしいです。

パシフィック・ネーションズ杯初優勝

ラグビー日本代表がサモア、フィジー、トンガで対抗戦を行うパシフィック・ネーションズ杯で初優勝を飾りました。

ラグビーを知らない方はピンとこないと思いますがどちらの国も強豪国揃いです。

過去のW杯をみても、フィジーはベスト8、トンガもベスト8という成績です。

日本はというとW杯毎回出場ではありますが、すべて予選グループで敗退です。

ですから今回のパシフィック・ネーションズ杯で優勝を飾った事は快挙なのです。

今年の9月から始まるワールドカップに向けて期待の持てるニュースになりました。

改めておいしいコーヒーを飲むためには

さんざんこのブログではおいしいコーヒーの条件について書いてきましたが、まだまだこの質問を受けることがあるので改めて書きたいと思います。

おいしいコーヒーの条件は「素材」「焙煎」「抽出」の3つに尽きます。

1・素材

これは僕の仕事が大幅を占めます。まずは生豆(スペシャルティ限定)をテースティングし納得のいくものだけを選んでいます。生豆の品質は品種、産地、農園、精製方法これらで決まります。
そのためこれらのすべてがはっきり分かるスペシャルティコーヒーしか当店では扱っていません。

焙煎豆の鮮度を気にしてください。目安として良い物はお湯を注ぐとよく膨らみます。購入するときは豆がおすすめです。豆で買い、保存しておくことで断然香りが違います。

素材を賢く保存してください。冷凍庫で保存する事で劣化スピードを遅くする事が出来て香りが長持ちします。

2・焙煎

これも僕の仕事です。

せっかく生豆の良いものを使っていても活かすも殺すも、焙煎士の技術、考え方で香味は変わります。

ここで大きいポイントは自分の好みの味かどうかが1番です。積極的にいろいろなお店の豆を買って飲んでみるのが1番です。

僕自身も未だにいろいろなお店の豆を買って刺激をもらっています。

3・抽出

これはお客さんにお任せする作業です。

いつもコーヒー教室をすると感じますが、基本を抑えて正しい抽出をされている方は少ないのものです。

抽出には粉の粒度、抽出温度、抽出速度、さまざまな器具、これらの違いで抽出されるコーヒー液の成分は違ってきます。

「素材」「焙煎」「抽出」どれもおいしいコーヒーに欠かす事の出来ないものです。

なお今日ブログで書いた素材、焙煎、淹れ方のノウハウは今度10月10日(日)に行なうコーヒー教室で細かく講義しますので、興味がある方は受講してください。

「初心忘れるべからず」

「初心忘れるべからず」良く聞く言葉です。

「修行や学業仕事など、物事を始めるとば口に立てた目標や志、その時の思いの様を忘れてはいけない」という意味にとられわれていますが、そもそもの意味はまったく違うのです。

先日ブログでも紹介した奥寺幸治著の「一流の習慣術」の中で、こちらの言葉を誰が発し、その本来の意味が紹介されていました。

「初心忘れるべからず」とは、室町時代の能楽師、世阿弥の言葉で「物事を始めたばかりで未熟な時代に味わった苦しさや努力、身につけた芸を忘れてはならない」 奥寺幸治著「一流の習慣術」より抜粋

つまり世阿弥が説いたのは「ある程度その道を辿ったものが自らの中弛み、慣れによって生まれる慢心を戒める」でしょうか。

僕も焙煎を初めて5年。まだまだ未熟者ではありますが、いつも良い緊張感を持ち日々技術、知識を高める気持ちは忘れてはならない、とこの言葉の正しい意味を知り強く感じました。

そして本文中も一流の選手ほどその意識を持って努力を続けていると紹介されていました。

本当?ジェネレーションギャップ!?

いつも読んでいる業界誌で興味の惹かれる記事があったので載せておきます。

何でも缶コーヒーメーカーのUCCの行なったアンケートで、缶けりをした経験のある現役の小学生は25%だというのです。

理由として「一緒にする人がいなかった」「場所がなかった」という答えが合わせて7割強です。

そして20代〜60代では92.4%が「したことがある」と答えています。

これを見て衝撃を受けました。僕の偏ったイメージかもしれませんが今の小学生はポータブルゲームばかりしているような気がします。

「一緒にする人がいない」?とても不思議な回答です。

いくら少子化が進んでいるといっても何十人でする遊びではないので可能なはずですが・・・。

僕自身コミュニケーションが得意というわけではないですが、体を使った遊びを通していろいろな子とコミュニケーションを取ることが当たり前でした。

缶けり、鬼ごっこ、探偵、高鬼、氷鬼etc。小学生たちには体を使ってコミュニケーションを図ってもらいたいですね。

テースティング

今日はグアテマラ アカテナンゴのサンプルをいただいていたので焙煎し、テースティングを行ないました。

中南米系の今年のロットは自然の環境で全般的に悪く、良い豆に出会える機会がすくないのですが、商社の方からこのアカテナンゴは出来が良いと聞いて送っていただきました。

僕はこのグアテマラ アカテナンゴは毎年テースティングしていますが、確かに豆面を見るだけでも常態はとても良いものでした。

そしてテースティングを行ないましたが、何とも華やかな花の香があり、品の良い酸味、アフターテイストに甘味があって、とてもバランスの良い豆に仕上がっていました。

アフリカ、中南米、モカとどの豆も安定していない中でこれだけ綺麗な仕上がりは珍しく、ちょっとした感動がありました。

アイス、エスプレッソ、インスタントとロブスタ種

エスプレッソを提供したお客さんから「イタリアのエスプレッソの飲み方は砂糖をたっぷり入れて飲むものだと教えられたけど、あれは痺れるような苦味を隠すためのものだよね。」と言われました。

僕は本場に行ったことはないのですが、この意見は的を射ていると思います。

その原因は何か。

ずばり豆の影響です。

聞くところによるとイタリアではまだ品質重視の豆ではなく大量生産、コストダウンのロブスタ種を使っているケースが多いらしいのです。

このロブスタ種は日本のコーヒー屋さんでも例外ではなく使用されていて、主にコストダウンのためのブレンド、アイスコーヒー、インスタントコーヒーに使用されているケースが多いのです。

当店のようなスペシャルティ専門店では扱うことはないのですが、僕自身インストラクターのテースティング試験で味わったり、インドネシア、ベトナムなどのロブスタ種をサンプルで取り寄せテースティングしたことがあります。

ちなみに香味はビリビリした苦味が舌に残り、香りは乏しく、ざらついたカップで濁りを感じます。

ただこの豆を2割だけ加えてブレンドをすると欠点は見つかりにくくなるためコストダウンに使われるのです。(スペシャルティの平均価格より4分の1の価格です。)

でもロブスタ種にも良い点はあってエスプレッソに使用するときれいなクレマを作ることが出来るそうです。

グアテマラ インフェルト農園発売開始しました

今日からグアテマラ インフェルト農園を発売開始いたしました。

おかげさまで初日からお求め頂くお客さんが多く好評です。

以前にもブログで報告させていただいていると思いますが、インフェルト農園は国内大会も数回受賞、C.O.Eにも何度も受賞している折り紙付きの品質です。

ベリー、ピーチ系の香りが複雑に香り、コク、ボディにも優れ、カップもとてきれいです。

本当にスペシャルティコーヒーの中のスペシャルティコーヒーといった感じです。

ぜひ1度お試しください。