コーヒーの種類、紅茶の種類


馴染みのお客さんで紅茶の専門店に行ったことがあるという方がいるのですが、「紅茶は何十種類もあってコーヒー以上にわからん」と言われたことがあります。

僕は紅茶は詳しくないですが、以前商社から紅茶のカタログを取り寄せ、少し勉強しましたが、たしかに紅茶も産地、等級、茶葉に状態など各種さまざまあり豊富です。

ですが実はコーヒー豆もとても豊富なのです。

僕のお店ではせいぜい扱って15種類ぐらいまでですが、僕の知っている範囲で生産国にして約30カ国、銘柄にして約200種類はあります。

ちなみにブラジルの銘柄を決めるうえで約40種類ほど焙煎し、テースティングを行って、気に入ったものだけ仕入れています。

でもなぜコーヒー店は紅茶のように種類を豊富に扱わないのでしょうか?

それは現実的に扱えないからです。

紅茶は僕の知識では封の開いていないもので約1年〜約3年まで持つものが多いです。

反してコーヒーは店によってまちまちですが当店では焙煎日より3日で売りきるようにし、さらに6日後には廃棄しています。ですから何十種類も扱うことが不可能なのです。

ですが何と言っても自家焙煎店をしていて思うのが、紅茶と絶対的に違うポイントは自分で好みの味を作り出す「焙煎」という加工が出来るので、同じ銘柄を扱っていてもその店主の焙煎で味が違うのが1番の楽しみです。

お客さんには紅茶もコーヒーもよく知っていただいてどちらも楽しんでいただきたいです。

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