少しづつですが

業界誌を読んでいるとモカについて書かれている記事がありました。

2008年4月にエチオピア産コーヒー生豆から基準値を超える残留農薬が検出され、07年に8948トンだったエチオピア豆の輸入量は08年が2756トンになり、09年には448トンに激減しました。

そして、UCCが生豆の輸入から自社工場での焙煎工程で4段階の検査を実施するという徹底したチェック体制のもとモカのアイテムを市場に少しづつではありますが導入しています。

確かに食の安全に厳しく取り組むのは最もです。

ですが、本誌を読み進めているとなぜ?だと思う記事がありました。

そもそも残留農薬で問題になりましたが、基準値がいくつかは知りませんでした。

そこでこの記事なのですが、

エチオピア産生豆の残留農薬が問題になっているのは日本だけで、基準が厳しいという見方もある。例えばコーヒー豆におけるリンデンの残留基準は0.002ppm以下と定められているが、キュウリやトマトの場合は2ppm以下だ。「生で食べる野菜の方が規制が緩いのはおかしい」という意見が業界関係者から上がっている。

びっくりです。

僕自身問題が起こってすぐモカが押さえられるか心配になり商社の方に問い合わせると「当社の独自検査で焙煎後の値を測るとほぼゼロです。そして濾紙を使って抽出するでしょ。また、基準値に引っかかったのは生豆の状態ですから。」といわれていたのを憶えています。

たしかにこの時期中国の残留農薬ぎょうざの問題が起こった後のことでしたから、農林水産省?も過敏になっていたのでしょう。

しかし、コーヒーは生で食べる人はいないので冷静に判断して欲しいものです。

早く現状が回復することを願うばかりです。

ちなみに当店は今年のロット(検査を通ったもの)のイルガチェフを1袋抑えることができました。

もうそろそろ在庫のロットが完全になくなるので、香りの豊かなニュークロップを楽しみにしていて下さい。

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