アドバイザー

常連のTさんは当店にとって最高のアドバイザーです。

プロとして仕事をしているとお客さんがどう感じているか、分からなくなることが多いです。

当店の主な業態は豆売りです。

ありがたいことにリピーターさんもついてくれて当店は成り立っています。

味だけで商品が売れるわけではないですが、やはり当店の味がお口に合わず去っていく方もいることは事実です。

そこで、重要なのは意見を頂けることです。

ただ去っていく方からはなかなか意見は聞けないものです。

先述した常連のTさんはいつも意見を下さり、僕が気が付かないマニアな視点、また一般の方の感覚もバランス良く持っている方なので、いつも参考にさせて頂いています。

僕もコーヒーである前にいちコーヒーマニアなので色々な事を試してみたいのです。

今回もTさんから「ハンドピックした豆としていない豆どれだけ違いかありますか?」と質問を頂いたので、「同業の方から聞いた話ではカビ豆と虫食い豆は味の劣化が如実に出ると聞きましたよ」と答えました。

ただ自身の体験談ではないので、答えづらいものです。

そこで、現在コロンビア・ティピカの欠点豆だけを集めて焙煎しようと試みて、欠点豆のみをせこせこ日々集めています。

あと1ヶ月ぐらいで実現を目指しています。

地味ながら期間2ヶ月のプロジェクトなのです。

実験結果はまた書きたいと思います。

本日カップ・オブ・エクセレンス入賞メキシコ・ウエウエテクパム農園発売

本日からカップ・オブ・エクセレンス入賞メキシコ・ウエウエテクパム農園発売開始です。

予約分と店頭販売分で6kgほど焙煎しましたが、何とも焙煎士泣かせの豆です。

ハンドピックをしていても分かるほどバラつきのある豆で、焙煎をするとそのバラつきがベストポイントで煎りあげる邪魔をします。しかも火の通りが悪い。

技術論は難しいのでこれ以上書きませんが、とにかくやりがいのある豆です。

ただ、うまくいくと素晴らしく豊潤な香りを放つ良い豆です。

正直限定ではなくずっと焙煎してみたい豆です。

カップ・オブ・エクセレンス入賞メキシコ・ウエウエテクパム農園15kg限定です。

興味のある方はお早めにお求めください。

最高の癒し

僕の一番の癒し。当ブログを読んで頂いている方はご存知だと思いますが「食べる」ことです。

そして、大好きな空間(お店)で食べることが最高の癒しです。

今日は僕が大好きなお店「佐々木」さんで昼御飯を食べてきました。

大将の料理の腕は言わずもがなですが、大将、女将さんのの人柄も好きで通っています。

また、面白いことに女将さんは元コーヒー業界で働いていた方で、喫茶店、カフェというサービス業ではなく、大手ロースターのトーホーコーヒー(グループの売上2000億以上の企業です)に勤めていたのです。

そこでカップテイストなどもよくしていたそうで、かなりコーヒーに詳しいのです。

今日も15日に発売するカップ・オブ・エクセレンス入賞メキシコ・ウエウエテクパム農園の話をしていたら、「私メキシコの豆好きですよ」と返答があったので、「よくマイナーなメキシコをご存じですね」と聞き返すと「アルトゥーラですよね」と流石元プロ。メキシコの規格についても熟知されているのです。

メキシコは生産量自体は結構多く世界7位なのですが、日本に輸入されている銘柄はとても少なく、僕自身メキシコの銘柄は5銘柄ぐらいしかテイスティングしたことがありません。

まず「メキシココーヒーを飲んだことがある」と聞くと少し驚いてしまいます。

ですから女将さんは僕が投げかけるコーヒーの話をしっかり受け止めてくれるのです。

僕はコーヒー屋である前に「いちコーヒーマニア」なので、普段からコーヒーの話をすることが好きです。

僕のマニアな話を受け止めてくれる方は少ないので、とても嬉しいのです。

本当に最高の癒しの空間です。

祝!成人

本日新居浜は成人式でした。

当店は成人式の会場の市民文化センターが近いためか、毎年誰かしら常連さんのお子さんが成人したとの事で寄ってくださいます。

今日も2人常連さんがお子さんを連れて来てくださいました。

1人は開店当初からの常連さんで娘さんが成人を迎えたということで、着物姿で寄ってくださいました。

開店当初から娘さんと来てくれていて、その娘さんが中学生の頃から見ていて、高校、大学生になって成人し、早いものでこんなに大人になったのかと感慨深くなりました。

それと同時に僕も成人式から15年以上経ち、20歳の子達をみて「若さとはそれだけで1つの魅力」だと思うようになりました。

完全にオジサン化現象ですね。

成人のみなさん。おめでとうございます。

精米機

我が家の食卓に欠かせない家電。

それは精米機です。お米大好き人間の僕としては挽たてのお米を頂くための必須のアイテムです。

現在使用している精米機が接触不良のため買い換える事にしました。

でもこの精米機という家電は、結構アイテム数が少なく選ぶ範囲が狭いのです。

まず、大手家電メーカーはあまり手を出していないマーケットで、6合以上対応の物がほとんどなく、価格も高価です。

しかも、結構不具合が出やすく、我が家は何台か潰してきました。

今回たまたまネットで探していると見つけたので、早速購入しました。

今回購入したのはZOJIRUSHIのもので、しかも一升まで対応しているものです。

少し奮発して買いましたが、大満足です。

美味しいお米があるだけで幸せですよね。

カップ・オブ・エクセレンス入賞メキシコ・ウエウエテクパム農園のテースティング

15日から発売するカップ・オブ・エクセレンス入賞メキシコ・ウエウエテクパム農園をサンプル焙煎し、テースティングしました。

昨日ハンドピックをしていて豆のバラつき、欠点豆の多さから「カップ・オブ・エクセレンス入賞豆なのに大丈夫かな?」と思いつつ、でも生豆の香りはとてもフルーティなのでどうなることかと焙煎しました。

焙煎をしているとやはりバラつきがあるためか爆ぜる時間にもバラつきがあり煎りあげるタイミングはどうしようかと思いながら行いました。

早速テースティングしましたが、通常僕はプロの目線から自分の好みで「美味しい」か「不味い」で豆の評価はしません。

「品質が高い」か「品質が低い」かで豆をみます。

カップ・オブ・エクセレンス入賞豆なので品質が高いのは当たり前ですが、それ以上に「美味しい」と好みの豆で、自分としても飲んでいて嬉しくなりました。

フレーバーは想像以上にフルーティで、マスカットやチェリー、ハイビスカスの花の香のようでした。

酸の質も非常に良く、アフターテイストもしっかりした印象です。

今日はハイローストで煎りあげましたが、ベストポイントかほんの少しだけ(5秒ぐらい)煎り深めても良いのかと思います。

ぜひ楽しみにしてください。

15日カップ・オブ・エクセレンス入賞メキシ・コウエウエテクパム農園

15日から発売するカップ・オブ・エクセレンス入賞メキシコ・ウエウエテクパム農園のハンドピックをしています。

正直ピックをしていてカップ・オブ・エクセレンス入賞の豆でこんなにも欠点豆が多い豆は珍しいほどあります。

通常カップ・オブ・エクセレンス入賞豆は栽培から精選、隅から隅まで豆の品質を上げるためにピックにも時間を掛けているものなので、ほとんど欠点豆はありません。

でもこのウエウエテクパム農園のロットは多く混入していて少し不安になるものですが、生豆の段階で香りを嗅いでも抜群にフルーティさが窺えます。

明日サンプルローストしようと思いますが、とてもワクワクしています。

15日15kg限定発売です。興味のある方はお早めにお求めください。

スマトラタイガー

スマトラタイガーの新しいロットの麻袋がデザインチェンジしました。

前のロットまでは何の面白味の無い素っ気ないデザインでしたが、ご覧の通り虎の絵が入りました。

スマトラタイガーという銘柄で直球なデザインですが、可愛いものです。

コーヒー文化の成熟

はっきり言ってコーヒーの文化は未成熟です。

10世紀初頭から焙煎豆ではありませんでしたが飲用され、13世紀には現在と同じ焙煎された豆でコーヒーは愛されてきました。

とても歴史のあるコーヒーですが文化レベルでいうとワインには勝てないですし、日本でいえばお米の文化には程遠いです。

例えばまだ多くの方が「ブレンドの方がおいしいでしょ」と問い合わせ頂きます。

よく頂く問い合わせなのでコーヒー教室では「例えば美味しいお米の代表南魚沼産のコシヒカリを他のお米とブレンドして食べたいですか?」と聞くと100%の方が「そんな品質の高いお米と混ぜるなんて勿体ない」と答えます。

コーヒーも同じです。まず品質の良い豆なら混ぜなくても美味しいのです。

ただこれもコーヒー業界全体の責任ですが、事実混ぜなくてはいけない品質の低い豆が多く出回っているのです。

その品質の高い豆と低い豆のランク分けがようやく2000年以降整備されてきたのです。

ですからコーヒーの文化レベルはまだまだ低いのです。

2015年もコツコツとコーヒーの魅力を伝えていきたいと思います。

そんな魅力をお伝えする2015年度1発目のコーヒー教室が4月5日(日)に決まりました。

詳細は後日書きたいと思います。