届けたい想い

4月28日より発売開始する川島良彰氏の豆、エルサルバドル・ピンクブルボンですが、早速予約を頂いています。

お店を開店してこれまでずっとスペシャルティコーヒーは勿論、数量限定ではカップオブエクセレンスなど高品質な豆を扱ってきました。

少々高価ではありますが何よりコーヒーの本来の魅力を伝えるために、お客さんに理解いただくように心がけてきました。

お陰様で今では発売開始より即完売するようになりました。

今度のコーヒーハンター川島良彰氏の豆もコーヒーに対する情熱が一杯詰まった逸品です。

一人でも多く伝えられると幸いです。

知れば知るほど

おいしいコーヒー豆の条件は知れば知るほど品種、産地、精製が重要だと思わされてしまいます。

まず最低限スペシャルティでなければ品質については語ることは出来ません。

そして、中でもカップオブエクセレンスに入賞するような特級品質の豆や今度扱う川島良彰氏の豆などはさらに細かい管理がされて、高品質を保つ事が出来るのです。

そして品質を司る要因として産地の重要度は高いと思います。

これはお米で考えると簡単です。

品種は同じコシヒカリでも、産地が僕の地元新居浜と魚沼はどちらが美味しいでしょうか?

日本人なら当たり前に答えられると思います。

コーヒー豆もまったく同じです。

ですが、これまでのコーヒー業界は品質を軽視し、大量生産の品種ばかり求めて来ました。

そして、2000年以降スペシャルティコーヒーの概念が出来始め現在に至ります。

正直言ってまだまだ一般の方の知名度は低いです。

この現状はコーヒーを愛する者としてとても悲しいです。

僕自身食べ歩きが好きなのですが、ワインに拘ったお店はあっても、コーヒーを飲むと落胆してしまうお店ばかりです。

それぐらいコーヒーは適当に扱われています。

まだコーヒー業界は未成熟です。ワイン業界のように成熟していかなければなりません。

僕ももっと勉強し、コーヒー教室などを通じて皆さんにコーヒーの魅力を伝えていきたいと思います。

品種による違い〜テースティング〜

先日ブログで品種による違いで書いたコロンビア サンチュアリオ農園のブルボン種、ティピカ種のテースティング結果を書きたいと思います。


まずはティピカ種から。

やはりティピカ種らしく綺麗な酸味とクリアーなカップでした。ボディは軽やか。リンゴのフレーバー


そして今回新しくテースティングを行ったブルボン種です。

こちらもブルボン種の特徴であるボディの強さ、甘味はしっかりあり、香りはベリー系です。

どちらも品質はとても良かったです。

イエメン・ホワイトキャメル大好評!完売御礼

先月17日より発売していたイエメン・ホワイトキャメルが完売いたしました。

販売期間中何度もリピートして頂いたお客さんもいて大好評でした。

また僕自身ファンになりました。

というのもスタンダードランクのイエメン・マタリをテースティングして品質の悪さに愕然としていたからでした。

ですが生産地域、品種を限定したスペシャルティランクのマタリ・ホワイトキャメルは香味が絶妙でした。

また、焙煎をする者としてもこの豆にスキルアップさせてもらいました。

来年になると思いますが新豆が届いたら押さえるつもりです。

品種による違い

この豆はどちらもコロンビアの豆で同じ農園の豆です。

ですが、同じ農園でも品種が違います。

品種の違いを書くと難しそうな事を言っているようですが、とても単純で、分かりやすくいえば柑橘類を作る一つの農園があって、そこでポンカンと伊予柑が栽培されているのと同じです。

当然ポンカンと伊予柑では見た目、食感、水分量、糖度、味と何から何まで違いますよね?

以前こちらの農園のティピカ種はテースティングをしました。

そして、この度ブルボン種が入荷されていたのでサンプルを取り寄せてみました。

ブルボン種なので想像できる部分はありますが酸味の印象がどういったものかとても気になるところです。

テースティングについては後日報告いたします。

すでに常夏

今日は少し冷え込みましたが、最近はすっかり春の日和となりました。

が、既に焙煎室は夏を迎えました・・・。

暑いです・・・。

勉強になりました

イエメン・モカ・ホワイトキャメルも残りおよそ1kgとなりました。

予想以上の反響で、また僕自身もとても気に入りました(自宅飲み用にしたいほど)。

しかし今回のイエメン産のモカには勉強させられる事が多かったです。

イエメン・ホワイトキャメルはスクリーンサイズ(豆の多きさ)が極端に小さく、水分の抜けが早く、香りを活かす煎りあげ方がとても難しかったからです。

火の通し方、煎り時間、焙煎度をさらに深く勉強できました。

いつも思っていることですが、いろいろな豆に出会わなければ焙煎技術は上がっていかないものだと再確認いたしました。

「たけしの等々力ベース」コーヒー道

先ほど再放送ですがBSフジで「たけしの等々力ベース」でコーヒー道という企画をしていました。

ビートたけしさんが自身のコーヒー史を語り、またいきつけのお店でいつも飲んでいるコーヒーをカッピングして当てるという企画をしていました。

そのたけしさんが語る中でいま飲んでいるコーヒー豆が、当店でもこの度4月28日から発売する川島良彰氏のコーヒーでした。

さすがは世界のたけしさん、当店であつかう「Coffee Hunters」シリーズではなく最高級(100g¥5,775)の「Grand Cru Cafe」シリーズを愛飲しているとのことです。

あと興味深い話がたけしさんは「高品質な豆を飲むと低品質の物は飲めない」との事。

流石ですね!鮮度や、焙煎度、入れ方でコーヒーを語る方は多いのですが、コーヒーのおいしさを豆の品質で語るとはコーヒー通ですね。

ちなみにそんなたけしさんは川島氏と対談しています。

「達人対談 コーヒーの達人 川島良彰 vs. ビートたけし 世界で唯一人のコーヒーハンター」 『新潮45』2009年12月号 158頁-169頁

僕もこの対談は読ませて頂きましたが、たけしさんの詳しさには驚愕しました。