コーヒーと体

突然ですが、コーヒーと健康について少しばかり書いてみたいと思います。

少しざっくりした言い方になりますが一昔前ならコーヒーは健康に良くないとされ、思われている感じがありました。(心不全、十二指腸潰瘍、すい臓がん、高脂結晶などが言われていましたがリスクは否定されています。)

ですが今では整腸作用、疲労回復、利尿作用、代謝促進(ダイエット効果)、パーキンソン病、大腸がん、2型糖尿病などに効果があり、さまざまな病気になるリスクの低下が認められています。

勉強不足ではありますが、もちろん上記のことはコーヒーのプロとして知っている知識です。

また健康に興味のあるお客さんには説明もさせてもらいます。

このコーヒーと健康について僕なりの意見を書かせてもらいます。

「フードファディズム」という言葉があります。これは食べ物が健康や病気に与える影響を過大に捉えることです。

自身の体を良く知り、摂取する食物に気を付ける。これは本当に大事なことです。

ですが、僕はコーヒーと健康という視点で見たときに重要だと思うのは「コーヒーは○○に良い」、「コーヒーは○○に悪い」という事よりも、少し忙しい時間の中で豆をミルで挽いてコーヒーの香りに包まれ、丁寧にドリップして飲みホッとした時間をとる。という事が精神的、また肉体的に健康に良いのではないかなと考えています。

ぜひゆっくりコーヒーを飲む時間を楽しんでください。

夏に向けて

いやー本当に暑くなりましたね。

正直暑いとコーヒーって消費減るんですよね。僕は以前ブログに書いたのですが夏でも完全にホットしか飲みません。

これは僕がアマチュアの時代からの事で、夏にコーヒーの消費が減るということは同業者の方からは聞いていたことで実感はありませんでした。

まあこれはしょうがないことです。確かに暑いとお湯を沸かすだけで、汗がたらたら出ますし・・・。

だけど夏でもおいしいコーヒーって飲みたいと思うんですよ。ですから夏は水出しアイスコーヒーを作り、またPETでお持ち帰りできるようにしています。もちろんアイスコーヒー用の豆もご用意していますが。

そして09年夏向けに新商品を創造中です。こちらの商品は現在店頭のみで発売を予定しています。楽しみに待っていてください。

何とか決定

今日も頂いたサンプルを煎って、テースティングを行いました。

今日は3種類ほど試し、そしてここ何日間グアテマラのみ5種類を試した結果、

やっと決定しました。ですがこの豆も定期的に使えそうもありません。これがスペシャルティコーヒーにこだわって使って行く上で難しい点です。

決定した豆についてはまたブログに書かせてもらいます。

衣替え

今日もとてもぽかぽかした天気でしたね。

毎日焙煎を行っていると本当によく暖かくなっていくのがわかります。

昨日までセーターを着ていたのですが汗がたらたらでる状況で、耐え切れなくなって今日衣替えをしました。

なにせ焙煎室は30度は越えています。半端じゃなく暑いです。ですが僕の考えでは焙煎室は焙煎機と捕らえています。本当に気温によって影響を受けるので、冬には締め切って、また暑い夏には焙煎室を開放して室温を調節します。今は余熱の段階では締め切り1はぜ以降は少しドアをあけています。

でも僕は個人的に冬が好きなので速く冬になって欲しいです。

そろそろ

今扱っているエルインフェルト農園が残りわずかになりました。

ですが、まだ次なる豆が決まっていないです。

本当にいつもこの時は頭を悩ませます。ストレートで飲むにも個性的でないと扱わないですし、ブレンドするにもどういう方向性で創り、バランスをとっていくのか考えます。

また明日は届いたサンプルを煎ってテースティングを行いたいと思います。

暖かくなると

最近めっきり暖かくなりましたね。

まだ少数ではありますがアイスコーヒーやアイス用の豆の注文が増えてきました。

僕自身はアイスは一切飲みません。完全ホット派です。これはこだわりというたいそうなものではなく、あまり夏だから冷たいものとか夏バテで食べ物が喉を通らないという感覚があまりないのです。おかしいのかな・・・。

ですが当店のアイスコーヒーはこだわりを持って作っております。水出しでゆっくり味を出して抽出しております。

ちなみに今日の我が家の食卓にはそうめんが並びました。

テースティング


今日はグアテマラ ラグリマ・デ・アンティグアのテースティングを行いました。

こちらもアンティグアの地域の豆ですが、このラグリマはコクや濃厚なボディ感はありますが、全体のバランスとしては上品な酸味を感じる事が出来ず少し角がある感じでした。

インフェルト農園やエルサルバドルのノガレス農園のようないろいろな味わいが感じられバランスのとれている豆はなかなか出会うことが難しいですね。

テースティング


今日はグアテマラのメディナ農園のサンプルを煎ってテースティングを行いました。

今少しばかり残っているインフェルト農園は滑らかでコクがありチョコの様なフレーバーがあり、その中にほんのりバラのような香りがあってとても複雑な味わいがあり、とても華やかな豆です。

そしてテースティングを行ったメディナ農園ですがコクを強く感じる豆でボディ感もそこそこあり、ほのかにパインのような酸味を感じる豆です。インフェルトと比べると滑らかさがなく、少し奥深さに欠けるかな、と。

ですが、とても品質は高いと思います。

ですが悩む所ですね、今の巧みブレンドのベースに使っているもので、この豆を選んだ場合また1から創り直す必要があります。

しかし、むずかしい・・・。

コーヒー通?

時折お客さんから「マンデリンを頼む人はコーヒー通って聞いたことがあるんだけど本当?」や「深煎りのコーヒーが良いって聞いたけど」など、いわば「コーヒー通とは?」みたいな質問をされることがあります。

この問いに対して答えではないですけど、僕個人の意見を書かせてもらいます。

僕の意見は「自分の好きなコーヒーの味を見つけている人」だと考えています。

これはいろいろなコーヒーの味の幅を知っている、そして知ろうと意欲を持っているという事です。

どこの国のコーヒーがおいしいというのは味の好みの要素が強いです。

そして焙煎度はあくまで焙煎する者がその豆をどう表現するということでこれもおいしいという基準にはなりません。また、焙煎が浅いと酸味が多くさっぱりして、焙煎が深いと苦味が強くコクがあるというのは常識とされていますが、豆によっては酸味を活かすため深く煎る事もあります。

実際に当店では酸味を活かして焙煎しているエメラルドマウンテンとケニアルイスグラシアがありますが、エメラルドマウンテンはハイローストという中煎り程度ですが、ケニアルイスグラシアはフレンチローストという深煎りまで煎っています。

そして値段の高い豆=おいしい豆でもありません。これはその地域の生産状況がさまざまなため判断材料になりません。

まだあった事はないですが、アフリカ系の国の豆をたくさん知っている方はとても幅を持っていると思います。アフリカ系の国はとても個性豊かな豆が多いので。

今日の料理


今日はキムチスープと温泉卵とお取り寄せしたぎょうざを作りました。

辛子、にんにくのたくさん効いたものを食べると体が温まって、汗がいっぱい出ますね。

でも何かとても体に良い気がします。

おそらく明日には発注していたサンプルが届くと思うので楽しみです。